ナミ広告研究所
 広告宣伝の意味と価値/広告宣伝の大原則   
いいものなら売れるはず!いつかはお客様もわかってくれるはず・・
広告は出す効果もあるけれど、出さない負の効果の方が怖い
広告は出す効果もあるけれど、出さない負の効果の方が怖い
   
一般に、消費者は、事前に買う商品を決めていることは少ない。
お店に来てから買うものを決めている場合が、80%以上とも言われています。

スーパーなどでメモを手に買い物をしている人がいます。
カートを使用しないで、カゴを手に買い物をしている人がいます。

いずれにしても
「事前に買おうとしていないもの以外は買わないよ!」と言う宣言です。
お店に行ってしまえば衝動買いや煽られて購入することが多いことの証です。
それを防止するために、メモを持ち、カートを使用しないのです。

事前に決めた商品しか買わないと固く宣言した消費者であったとしても、つい商品を手に取ってしまうことがあります。
お店に入って、買いたいものが見つかったときです。

そのような現象から、お店の側から考えると、
お客様を引っ張り込むことがとても重要になります。

「お店に来ていただく!」
お店が、ただそれだけのために広告を出すことを考えるのは必然です。

何を買って欲しいわけじゃない!
お店に来てくれれば何とかなるという論理です。

どんなときでも、
「決めたもの以外は絶対に買わない!」という頑固一徹なお客様もいます。
しかし、お客様の中の相当数は、店内でうろうろしています。

買いたいものだけ買ったのであれば帰ればいいのに・・・
でも、そうれは違います。

何かいいものがあって、それを見落としてはいないだろうか。
その商品を他人が買って、自分が買い損ねているかもしれない。
と言う不安心理です。

そのお客様の心理を考えれば、そして広告で来店してくれるのであれば、広告を出します。


昨今では、共稼ぎが主流で、週末にまとめ買いする家庭が多くなっています。
結果、スーパーの客寄せチラシのほとんどは金曜日か土曜日に配布されます。

そのチラシの中に特売商品が掲載されています。
決まって左上です。消費者の目に付きやすい位置だからです。

とは言うものの、特に特売する商品がないのに、こじつけで商品を掲載してチラシを配布しているときもあります。
販売数量限定すれば、どのような商品でも特売できます。

実際、お客様もお店も特売の商品は何でも良く、
ほとんどのお店は、お客様が足を運んでくれることが目的のチラシになっています。
限定して特売商品を掲載してしまうとお客様を限定してしまう欠点があるからです。

結果、何でも安そう、何でも新鮮そうなイメージのチラシを配布することになります。

チラシの目的が、商品販売でなく、来店誘導になっているからです。
そして、お店に来てさえいただければ、何かを購入して帰ってくれるからです。

「お店に足を運んでいただきたい!」
それが、スーパーなどの小売りの広告、特にチラシです。

お店は、毎週のように来店誘導のチラシを新聞折込で配布します。
それが欠かさず毎週ですから、習慣のようにお店に行くことになります。
「当然」の行動です。

チラシの内容が良くて、デザインが良くてお客様が増えるわけではありません。
ただ、お客様の目に触れることが重要です。

毎回同じパターンのチラシを配布します。
お客様への安心の提供です。
お店が通常通り営業していることの安心のチラシです。
そのチラシが毎週配布されています。

さて、スーパーなどでチラシが配布されない週があると、どうでしょう。
良からぬ噂が飛び交います。

あのお店、チラシも出せないのかしら・・・
これから商品の鮮度も落ちるわね。
撤退ですかね!

そんな負の評判が出るのは、まだ良いほうです。
主婦の話題に上らなくなったら、そのお店は終わりです。
ああ、恐ろしい!
<170928>
 
 
いいものなら売れるはず!いつかはお客様もわかってくれるはず・・
   
「いい商品、いいものなら売れるはず!」と思う。
今、お客様がわかってくれなくても、いつかはきっとわかってくれるはず・・・。

仕事に一生懸命な経営者は、いつも思う。
きっと、いつかはわかってくれるはず!

コツコツと手間をかけ、ようやくできた、いい商品。
お客様ならきっとわかってくれるはず。

いい商品、大切に大切に積み上げてきた。
そして、もっと高く、もっと良く。

そんなとき、トンビがどこからとなく舞い降りてきて、手に持っていたものをさらって行ってしまった。
まだ自分も口を付けていないのに・・・

いい商品、いいものなら売れるはず!
それを信じて、汗を流してきた。
日本の経営者たちです。

ですが、今、自分が食べようとしたときに、トンビに持って行かれてしまった。
ひたすら汗を流してきた経営者たちには申し訳ないが、トンビは広告宣伝です。

実に良いタイミングで舞い降りてくる。
そして、必要なものだけを手にして、飛び去って行く。
広告宣伝は、魔物です。
<170823>
 
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