個人事業経営協会/Personal Business Management Association
 権威崇拝と規模崇拝/今日の消費の現場     
以前から消費者の規模崇拝や権威崇拝について研究しています

 
以前から消費者の規模崇拝や権威崇拝について研究しています
   
消費者は、規模崇拝や権威崇拝の熱烈な信仰者です。

いわゆる、商品やサービスを手に入れようとする際、「大きい会社だから安心!」「有名な会社だから安心!」と言う理由で商品を選択しています。

このことは、一方でその商品やサービスの価値や品質を選択の要素として軽視しているのです。

確かに、大きな会社や有名な会社の多くは、それなりに実績があります。
その実績を鵜呑みにしているのです。

しかし、今日、大きな会社や有名な会社の商品やサービスが必ずしも高価値、高品質ではありません。
ときには安全を損ねている場合もあります。

消費者が商品の価値や品質を吟味しないで鵜呑みにしているのは、言葉のとおり骨が付いたまま魚を飲み込んでいるのと同じです。

魚の骨は、身体の中ですべてが障害になるわけではありません。
しかし、重大な事故になってしまうこともあります。

昨今、製造業は、本社の軽量化を進めています。
労働者の人件費の高騰、生産設備の老朽化、さらにはグローバル化に対抗するためには軽量化は必須です。

建設工事費が高騰している日本での設備投資は、自殺行為とも言えます。
また、実際に工場を稼働させても、いつ消費者離れが起こるかわかりません。

基本的に消費者は飽きっぽいからです。
そして、「大きい会社だから安心!」「有名な会社だから安心!」と言う理由での選択は、商品やサービスの価値や品質に対しての意識が軽薄だからです。

これらの流れの中で、大手企業は、外部への委託生産を進めています。
いわゆる下請け外注です。この下請け外注は、委託生産などとも言います。
販売(どちらかと言うと企画)は、親会社が行います。

そして、食品などの表示は販売会社として親会社が記載されます。実際の生産者は、「製造所固有記号」で処理されてしまいます。実際の製造業者は記号なのです。

さて、食品などでの事故が発生します。
その事故の多くは、下請けの生産者のところが事故の原因・発生場所になっています。それは当然です。親会社は製造していないのですから・・。

もともと親会社が自社の工場で製造していました。
自社の経営の軽量化のために外部に生産を委託しました。

親会社の工場と下請けの工場が同じ環境で製造していると、皆さまは思いますか。
もちろん衛生環境などは親会社が指導監督します。

ですが、親会社が利益の一部を確保することが前提で、しかも同業者などとの競争がありますから、当然のように製造原価は抑えられます。

当然、下請けの工場も事故を起こしたいとは思っていません。
一旦起こしてしまうと、会社名や工場名が披露され、二度と立ち上がれなくなるのは目に見えているからです。

すべてではありませんが、多くがこのような構図で商品の製造を行っています。
消費者の立場で、あなたはまだ規模崇拝や権威崇拝を信仰しますか?
<170614>