個人事業経営協会/Personal Business Management Association
 商売と経営者、労働者/小さいことの価値
小さなことの価値を理解できない経営者ほど失敗する

 
 
 
 
 
 
 
 
小さなことの価値を理解できない経営者ほど失敗する
   
事業は、継続拡大が通常一般の経営姿勢です。
資本家は、事業が継続・拡大できる可能性を期待するから、その経営者の事業に投資できるのです。

そのように考えれば必然的に継続と拡大が経営者の方向性であるということができます。
しかし、これは右肩上がりの経済、今日の資本主義経済が順調に発展することが前提になっています。

人口が確実に増え、収入も増え、可処分所得が増え続けることが必要になります。消費されることが前提の経済社会です。

今日の、特に日本の経済や社会はどうでしょう!
少子化で確実に人口が減り、さらには極度の高齢化ではなく、本格的な高齢社会になります。

一方、経済では、超格差社会になりつつあります。
一部の資産家が膨大な金融資産を持ち、他の95%以上の人は、節約とやりくりで生きる生活が強いられようとしています。
「安ければ安いほどいい!」と言い続け、安価を求めて買い物をする社会です。

このような社会では、事業の継続・拡大は容易なことではありません。
容易ではない社会の中で大きな会社が生き延びているのは、95%以上の消費者の存在です。品質や価値より価格、お得で購入してくれる消費者がほとんどを占めているからです。

安価や割引、ポイントなど、消費者にお得感を宣伝すれば購入してくれるからです。そして、重要なことは、限りなく安価で製造してくれる下請け会社が存在していることです。

昨今の大量生産商品に製造業者名を明記できないのは、下請け業者に委託して製造していることがほとんどだからです。自社で製造しているのであれば、正々堂々と製造業者名を記載できるはずだからです。

さて、このような大量生産できるシステムを確保している企業であれば、大量の消費者を誘引する必要があります。
そこには膨大な広告費が必要になります。

そのシステムを小さな会社が受け入れることはほとんど不可能です。最初から負け戦をしているようなものです。

個人事業や小さな会社では、大きな会社の真似はできません。少なくとも価格ではほとんど勝負できないからです。

ですが、小さいからこそできることがいくつかあります。それらを事業経営に活かせば、小さくても成功できる道はあります。
しかし、大きな会社を真似をし、継続拡大を進めていけば失敗する確率は極度に高まります。
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